内容説明
いまも繰り返し問題となる日中両国の歴史認識のズレは、なぜ生じたのか?現地調査の成果を踏まえ、日中戦争被害者の記憶と加害者の責任をつなぐ方策を考える。
目次
1 記憶の諸相(遺骨・戦没者の戦中・戦後史―日本と中国の戦争記憶;戦争記憶の集積と回合―雲南、占領と玉砕の記憶;雲南に刻まれた戦争記憶;戦犯が綴った三光作戦)
2 標的となった市民(戦略爆撃から原爆へ―拡大する「軍事目標主義」の虚妄;戦闘詳報が語る重慶爆撃)
3 裁く者と裁かれる者(中国は何をどのように裁こうとしたのか―中国国民政府の戦犯裁判政策の展開)
著者等紹介
伊香俊哉[イコウトシヤ]
1960年生まれ。1991年3月、立教大学大学院文学研究科(史学専攻)博士課程後期課程退学。現在、都留文科大学教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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